飽和状態

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【飽和状態】 A、 いつもの駅を乗り過ごして 知らない町の景色が移ろう B、 好奇心旺盛な僕は 自然となじみこんで とりこになりよ S、 飽和状態な世界は まるで全てを止めてしまったみたいに 雨の止まない森の奥で 合わせ鏡に映った自分を見つめさせる A、 靴紐がほどけたままで 行き先も知らずに走ってた B、 全力疾走でも僕が 抜かせないものがあった 自分自身だ S、 飽和状態な世界は まるで全てを半分個したみたいに 行き場のない思いが ただ 僕の胸を引き裂かぬように 光を探した C、 急に苛立った僕を 上辺だけなぐさめて あの頃へ 戻っていく… D、 どうせ S、 飽和状態に世界は 森羅万象を収束させるんだろう もがいても あがいても S、 飽和状態な世界は まるで全てを止めてしまったみたいに 雨の止まない森の奥で 合わせ鏡に映った自分を見つめさせる そう何度も見つめ直す時は来るのさ
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