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「こんにちは、容疑者さん」
「…………おい」
これは困りました。容疑者さんは僕の挨拶に対して挨拶ではなく反抗的な言葉を返してきました。
お仕置きが必要です。
「容疑者、少年A。午前6時に起床、その後朝の生理現象を静めるために部屋の本棚、上から数えて三段目の右から六冊目。その辞書のカバーを取り、中に存在する『そこはかとない――色気』を取りだし――――」
「よしてくださいお願いします」
僕の唐揚げを食べた少年Aはヒレカツを僕のプレートにくれました。
取り合えず感謝しておきましょう。
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