第1話 日常

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親父が失踪してから3年の月日が経った。 親父が蒸発した後、俺達は親戚の家にあずけられることになったが、借金を抱えた俺達をすすんで受け入れる者はいなかった。 だから必要最低限の援助だけしてもらい妹と二人で暮らすことを決めた。 現在俺は高校2年生になった。当初は高校行かずに働くつもりでいたが、親戚が高校だけはいってくれと頼みこんできたので渋々通っている。 どいつもこいつも世間体ばかりに気にしやがる。 そして今はバイトをして生計をたてている。 また借金もほとんど残っているためそれを完済するために日々奮闘中というわけだ。
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