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「シンクロ率、70%を超えています」
「すごい数値だ…」
「スイッチをONにしろ、まーぼー準備はいいか」
まーぼーは気が気ではなかった。
こんなことをするためにやましーの前に現れたのではなかった。
そう言いつつも台に乗ってしまった。
そのまま装置まで運ばれる。
「CTスキャン、開始します」
「うわぁあぁぁーーー」
「やましー上官、シンクロ率がどんどん下がっていきます。このままでは精神が保ちません」
「かまわん、あいつは針治療の針を腰にさしたままテニスしに来ていたんだ」
「し、しかし…」
「もう限界です。体軸の変形が止まりません」
装置の針が振り切れた。
CTスキャンの結果が出た。
まーぼーは、椎間板ヘルニアだった。
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