エマヴォゲリオン

「僕、もう乗らないよ。だいたいあの装置は何なんだよ、CTスキャンみたいな」

「CTスキャンじゃないわ」

高木は反論した。高木はまーぼーの保護者を引き受けた三尉である。

「あれはCTスキャンじゃないわ、エマヴォゲリオンよ」

「エマヴォゲリオン？」

「あなたの腰を救うには、これに乗り続けるしかないの」

「そんな、もう乗りたくないよあんなもの」

「逃げたらダメなのよ」