キミが創ったボク

小話

(ダテサナ/死にネタ)

「幸せになって良いのだろうか」

呟かれた言葉の真意を俺様は知らない

「お前は幸せになって良いのだぞ？」

矛盾まみれの言葉
自分の幸せも分かんない人が、他人の幸せなんて願わないで

「会いたい」

誰になんて聞かないよ

「なぁ…、どうしたら」

止めてよ
そんな言葉聞きたくない

「どうしたら死ねるだろうか…？」

主の大切な人が死んだ日に
主の心も一緒に死んだ

今はただ

死ぬことを待つだけの人形

「旦那も」
「うん？なんだ？」
「この世で幸せになって良いんだよ？」

無力な俺様の言葉は
この人には届かない

ただ悲しげに微笑んで

　小さく

「そうか」

　と呟いた

彼を幸せに出来るはずの竜は
彼を置いて死にました

あとがき
　意味不…。死にネタ大好きっ子が何かしてしまいました…。
　早くまともな話引っ張ってきます。