小話

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(小十佐) もうダメだ そう思った時にはもう遅い 「好きだ」 「は…?今、なんて…?」 「好きだって言ってんだよ」 「何を」 「お前を」 「誰が?」 「俺が」 「なんで?」 「理由が分かりゃ苦労はねぇよ」 「理由ないの?」 「ないな」 「ないのになんで好きだってわかるの?」 「ムカつくから」 「何が」 「お前が」 「尚更意味分かんない」 「ムカつくんだから仕方ねぇだろ」 「俺様何もしてないんだけど?」 「んなことねぇよ」 「してない」 「してる。今だって…」 「ずっとてめぇのことばっか考えてる。それこそ四六時中だ」 「え…?」 「ムカつくんだよ。こんなに俺をいっぱいにしやがって…。だから…」 「だから?」 「てめぇもそうなれ」 「そんな無茶な…」 「無茶じゃねぇよ」 「なんでそんなこと言い切れるの…」 「俺が最初に言った言葉忘れたのかよ?」 「あ…」 「大切にしてやるよ」 「い、意味分かんない!!」 「分からなくて構わねぇよ。取り敢えず、」 「取り敢えず?」 「てめぇが俺を好きになればそれで良い」 「む、無茶苦茶な…」 「芯は通ってんだろうが?」 「そんなことない!!無茶苦茶!!」 「知るかよ」 「はい?」 「俺に此処までさせたんだ。てめぇにゃ責任取ってもらうぜ?」 「う、うそぉ…」 ひきつった笑みを いつか満面の笑みに変えてやる それくらいの覚悟に変わった瞬間 あとがき  思ったままに適当に書きました。  無理矢理小十佐。なんという(笑)これも好き。ということで。
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