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(ダテサナ)
ずっとこのまま
この時間を騒いでいたい
「時間が止まればって思ったことはおありか?」
「そんなのいつもだっての」
「誠に御座いまするか!?」
「Yes、つか此処で嘘ついて俺になんの得があんだよ」
「む、確かに…」
「それで、急にどうした?」
「某は…」
「うん?」
「貴殿と過ごすこの時間が止まれば良いのにと、そう、思ってしまったのです…」
「アンタ…」
「は、破廉恥極まりないのですが!!それでも、今が幸せだと、そう思ってしまったのです…」
「そんなの、俺も一緒だっての…」
「え…?」
「どんなに一緒にいても足りない…。もっともっと同じ時間を共有していたい」
「某と、同じ…?」
「あぁ、一緒だ…。全然、足りねぇよ…。だから、止まって欲しい」
「はい…」
「けど、残念なことに時間は止まらねぇ。しかも、幸せな時ほどすぐに終わっちまう」
「そうで、御座いまするな…」
「なら、共に居れる時間を大切にするしかねぇんじゃねぇの?嘆いたって無駄だろ?」
「はい、その通りで御座る…」
「取り敢えず、今だけは俺のことだけ考えてろよ」
「いつだって貴殿だけで御座る…」
「嘘は良い…。分かってるから」
「本当で御座るよ?」
「知ってるって。アンタの一番が誰かくらい」
「勿論、貴殿で御座る」
「そういうの要らねぇから」
「ならば、今この瞬間だけでも、共に過ごす時間だけは、貴殿だけで御座る…」
「あぁ、それで良い…。十分だ…」
「全てだと、言えたら良いのに…」
「構わねぇよ。分かっててこうしてる」
「お慕い申し上げております」
「あぁ、愛してる」
「今この瞬間が、止まってしまえば良いのに…」
「ぶり返すなよ」
「済みませぬ。しかし、それほどまでに某が貴殿を想っている証拠で御座るよ」
「そうかよ。なら、受け取っとく」
「はい」
「今だけは、俺だけの…」
「今だけは、某だけの…」
あぁ、なんて幸せ
あとがき
突破過ぎて意味不明。
結ばれない二人のせめてもの戯言。みたいな?
取り敢えず、守りたいのは未来じゃなくて今この二人で居られる幸せな時間っていう感じです。
更に意味不明(笑)
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