6938人が本棚に入れています
本棚に追加
/585ページ
僕は新城 雄仁(シンジョウ ユウト)ごく普通の高校一年生だ。
僕の住んでいる所は住宅地であり駅に向かえば向かうほど、ビルがあり都会な感じがするが都会ではない。しかし、自然が広がっていて住みやすい町だ。
しかし、そんな町に居ながら僕は毎日がつまらないと感じている同じ日々の繰り返しイヤになってくる・・・
「ユウトどうしたんだそんな世界の終わりのような顔をして?」
今僕に話しかけているのが霧雨 新(キリサメ シン)中学校からの親友だ。
「いや、なんでもないんだ」
僕はそう言って机に突っ伏した。
「そうか じゃあ良いがあまり一人で溜め込むなよ」
ポンポン━━━
そう言って新は自分の席に帰った。
朝のホームルームが終わり一時間目が始まった。
僕はいつもの様に寝て四時間目まで過ごした。昼までしか授業が無いこの学校では部活に入っていなければ昼での帰宅となる。もちろん僕は帰宅部だ。なので授業が終わればまっすぐ家に帰る。
ガチャ━━━━
「ただいま」
なんて言っても家に帰っても誰もいない。両親は海外にいる。僕は海外が嫌いなのでここで一人暮らしをしている。
親が大会社の社長であるから生活費は余る程貰っているので生活には困らない。
一人暮らしといっても家が少し広いので寂しさを感じたりもするが、まあ秘密だ。
お金を余るほど貰っていてもこの目に映るモノクロな日々は変わらない。ほんと、贅沢な悩みである。
ピンポーン━━━
誰だろう?
気だるそうに立ち上がり玄関に行きドアを開けると・・・
「こ、こんにちは」
そこにはなんと四人の美少女がいた。
バタン━━━
僕はドアを勢いよく閉め、鍵をかけ、何事も無かったように立ち去ろうとした。
最初のコメントを投稿しよう!