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ピンポーン━━━━━━━
「あ、誰か来たみたいです」
僕は玄関で荷物を受け取った、なぜかあの四姉妹宛てだ。
とりあえず荷物をリビングに置き座った。
「ねぇ、なんでみんなの荷物が僕の所に届くんですか?」
「え、だってこれからみんなでユウトの所に住むからよ」
「へぇ〓住むんだ」
僕は今住むという単語の意味を頭の中の妖精が討論している・・・
結果
住む=同じ屋根の下で生活する、と答えが出た。
「嘘だぁぁー!!!」
僕は叫びました。
近所迷惑?そんなの知らん、今はそれどころではない。
「嘘なわけないでしょ」
英理子にザックリ言われて僕は説明を求めた。
「そうだったんだ・・ごめんね変な事聞いて」
そう、英理子の親は引越しをして二年後に事故で死んでしまった。その後は僕の親と一緒に生活していた。(知らなかった・・)しかし今年仕事の都合で親は南極に住むことになったらしい(なんでそうなるの?社長だよね?)そこで「ユウトの所で一緒に住めば?」と言われてここにきたらしい。
「分かりました、それじゃあみんなで住みましょう!」
べ、別にやましい事とか考えているんじゃないんだからね・・・
と、とりあえず彼女達は僕を頼ってきてくれたんだから、断る理由なんてないからね。
「それじゃあ続きをしよっか」
「じゃあ質問の答「英理子自己紹介してください」
英理子の姉と思われる人が発言を切られブーイングをしているが無視!っていうか、可愛い!・・・・
「分かった、それじゃあ私は花咲 英理子(カザキ エリコ)高校一年生これからよろしくお願いします」
「よろしくお願いします。 はいそれじゃあ次は・・・えーと・・とにかくお願いします」
「お兄ちゃん私の事忘れちゃったの?・・あの熱い夜の事も?」
そう言い小さな美少女は、僕に迫ってきた。
「え?そんなことあったけ?」
僕は必死に頭の中の引き出しを開けて探している・・・・・思い出せない・・・
「桃、ユウトの記憶を勝手に作らない」
コツン━━━━━
英理子はそう言って桃ちゃんの頭を軽く叩く。
「だって、覚えてないお兄ちゃんが悪いんだもん・・・まぁいっか。私は花咲 桃(カザキ モモ)中学三年生だよ、よろしくお兄ちゃん」
「よろしく桃ちゃん」
僕は桃ちゃんの頭を撫でてあげた。
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