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家の近くに視覚障害者の方達の訓練センターがあるせいか、視覚障害者の方や盲導犬に良く出会う。
先日も駅で盲導犬を連れた視覚障害者の方と出会い、訓練センターまで案内することになった。チョイ悪親父のチョイ悪ボランティア。
でもいつも思うことなんだけど、盲導犬は寂しい目をしてる。
考えてみれば、盲導犬である以上、走り回れないし、吠えれないし、甘えることも出来ないんだから、しょうがないと言えばしょうがないと言える。
ペットじゃないから、家族じゃないんだよな。あくまで主人と従者。可愛がりすぎると仕事に支障が出る可能性があると言うことで、どの飼い主も極力甘えさせないようにしている。
でも犬にしてみれば、なんでやねんの世界であるに違いない。
だから、盲導犬をみると胸が熱くなる。つい頭を撫でてやりたくなる。
「後少し辛抱しいや。もうすぐ、自由になるからな。」と心のなかで犬に話かける。
盲導犬は、長くて7、8年で引退する、あとは犬好きのボランティアの家族が引き取ってくれる。
そこで余生を送るが、一番遊びたい時に遊べない悲しさは、人間が思うより辛いかもしれない。
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