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家から歩いて15分
私は未来学園の校門の前に立っていた
『ひゃ~、名前がすごいだけあって建物大きいな』
私の目の前には設備の整った大きな建物があった
だけど共学という言葉を聞いてしまったためなかなか中に入る事ができなかった
『・・・帰りたい・・・けどここで帰ったらじっちゃんに申し訳ない!どうしたら・・・・』
こういう時はおまじないが結構聞くらしいそれを信じて私は小さい鏡を開いて校門の前にしゃがみこみ呪文を唱えた
『男の顔は皆ジャガイモジャガイモジャガイモジャガイモ男=ジャガイモジャガイモジャガイモ・・・・』
道行く人は皆私の事を変な目でみていたと思う
呪文を唱えて立ち上がると後ろから肩を叩かれた
?「ねぇ、アンタどうしたの?」
『い、いえちょっと呪文を・・・・』
振り返るとそこには男がいた、叫ぶ心を押さえて私はさっきの事を思い出した
『お、おはようございますジャガイモ!』
?「誰がジャガイモだ」
これが転校初日の始まりだった
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