ブラックアウト直前

8/8
8949人が本棚に入れています
本棚に追加
/114ページ
「そういえば、前も、あ、いいや」 「いいよ」 綾は英喜が言おうとする事がわかった。 「前も、俺の手をひいたよね。 同じラブホに」 「うん」 「何で?」 初体験で行って、英喜が二人目だとは、ここでは言えるはずもない。 ここでは・・・ 「じゃあ、現地で言うよ」 「現地ね~、現地?、は?は?」 英喜が言葉の意味を理解してもつれまくる、 「ざ~んねん。 私、今、あの日なの できないけと、いいなら・・・」 「いいよ。 松本と一緒にいられるなら」 今度は綾が一本とられた。
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!