ブラックアウト

5/10
前へ
/114ページ
次へ
「シャワー浴びてこよう」 「私、先に浴びたいんだけど」 綾が英喜を睨む。 「浴びれば」 「見ないでよ、てか見られもいいけどね」 「見ないよ」 綾は布団を体に巻き付けたまま、バスルームまで歩いて行った。 覚えていない・・・ 本当に覚えていない。 英喜は、一番可能性の高い出来事を否定したかった。
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8955人が本棚に入れています
本棚に追加