ブラックアウト
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「シャワー浴びてこよう」 「私、先に浴びたいんだけど」 綾が英喜を睨む。 「浴びれば」 「見ないでよ、てか見られもいいけどね」 「見ないよ」 綾は布団を体に巻き付けたまま、バスルームまで歩いて行った。 覚えていない・・・ 本当に覚えていない。 英喜は、一番可能性の高い出来事を否定したかった。
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