8950人が本棚に入れています
本棚に追加
/114ページ
何で、綾と一瞬だった事を拓海が知ってるのか?
「悪い、コーヒーこぼした。
何で?」
「何でって、お前、昨日、自分から電話してきたじゃねーか。
綾ちゃんと泊まるからって」
「い、いや、俺、酔ってて記憶がなかったから~
カプセルホテルで、一人で泊まったよ」
前半は本当、後半は嘘。
「ふ~ん。
お前、かなり酔ってたからな~
綾ちゃんって、松本の事かと思ったよ」
「んなわけ、ねーし、この前行ったキャバの女の子だよ~」
英喜の嘘は、かなり苦しかったが通じたようだった。
最初のコメントを投稿しよう!