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「お金、いくら?」 「は?何の?」 英喜は意味がわからなかった。 「お金」 「だから何の?」 すると、綾が近づいて耳打ちする。 「ホテル代」 「あ~あ、いらないよ。 高くなかったしさ」 「いやいや、ダメだよ。 払うよ」 至近距離にいる英喜と綾。 「何話してるの?」 「わあ!」 英喜と綾は急に後ろから声をかけられ、飛びあがりそうになった。 瑠美だった。
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