新学期と書いてカオスと読む

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「どうも皆さん、始めまして ”雛文 静花”です。よろしくお願いします」   あぁ~、はじめてあった時の静花だ~   と、真幸は懐かしんだ   「真幸、なかなかレベルが高い子が来たな」   後ろの席から創がそのようなことが言ってきた   言えない、一緒に住んでるなんて言えない   現にクラスの男子の大半以上は釘付けだ   こんなの椿以来じゃないのか?   一通り静花の自己紹介が終わると先生は席を指定した   「では、雛文さんは・・・・沢渡君の隣の席にお願いします」     何でこういうときに俺のそばに来るのだろうか・・・   静花は「はい、分かりました」と良いながらニコニコとこちらに向かってきた   「(同じクラスだね)」   小さい・・・俺にしか聞こえない小さい声でそんな風に言ってきた   「では、皆さん、自己紹介をお願いします”合間”さん、すみませんね、先ほど止めてしまって」   「いいえ、平気です。」   そんなこんなで自己紹介が始まった   ちなみに最初の自己紹介をする女子は”合間”と言うらしい
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