取りあえず序章

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とりあえず、リビングに案内する   ついでに寒かったろうに・・・と温かいお茶を淹れてあげた   「ありがとうございます」   その女性はニコリと微笑み、お茶を手に取った   あ、可愛いな・・・     と、いけない・・・ 俺はすぐに思った疑問を聞いた   「なぁ、君は・・・・」   「あ、遅れました、私 ”ジェバンニ・静花”と言います」     ジェバンニが一晩でやってくれました     そんな台詞が頭を過ぎった   しかし、女性の人はすぐに名前を訂正した   「あ、すみません、間違えました。名前は雛文 静花(ヒナフミ セイカ)と言います」   ペコリ、とお辞儀をしたのでこちらも返した   「俺は・・・」 「沢渡 真幸さんですね?」       まぁ・・・ここに来るってことはもしかしてと思ってましたが分かるんですね、はい   「正輝さんから聞きました」   どうやらこの子は親父の親戚の人のようだ   「ほぉ・・・親父から」   「はい、それと・・・」   そういって渡されたのは一つの封筒だった
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