38人が本棚に入れています
本棚に追加
「何だろう」
俺は静花さんからその封筒を受け取ると封を開けた
「何々・・・」
『真幸へ
真幸、元気にやってるか?
一人暮らしは楽しいか?
まぁ、親が居ないってのは楽だよな
俺もそんな時期があったし
でも、これからはそうも言えなくなるぞ
ざまぁみろ!
・・・ちょっとお前にはまだ話せない事情だからその子、”ジェバンn”・・・間違えた、”雛文 静花”ちゃんと一緒に住め、これは命令だ
まぁ、お前からしたらこんな可愛い子と一緒に暮らせるならラッキーだろ?
一人暮らしの特権だぞ?
俺と幸(サチ)は仕事が忙しいから後は頼んだ
愛してるぞ、息子よ(笑)
父、正輝より』
さて、どこから突っ込もうか
「親父、グッジョブ」
とにかく最初はこれだろ
まぁ、後は色々と目を瞑ってやろうか
俺は静花さんに目を向けると目が合った
「そういうことです」
静花さんはニコリと笑った
あぁ、俺、これから幸せな日々が遅れるんだな
そんな風に思っていた時期が俺にもありました
最初のコメントを投稿しよう!