妄想アイナメ

足場の安定した場所で、何度かの小休止を繰り返し、漸く目的地にたどり着いたのだった。

まずは煙草一服。これをやめたらもう少しだけ楽になるだろうか？

まあ、そんなものが止める理由にはなりそうもなく、くわえ煙草のままいそいそとロッドを継ぐ。

エクストラヘヴィのロッドに乗せたベイトリールのクラッチを切り、ＰＥラインに継いだナイロンリーダーを通す。

１オンスのシンカーを通し、２／０のフックを結ぶ。

ワームはいつも使う物よりバルキーなタイプを選び、実弾のセットは完了した。