脅威

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ディーン達はタレントシティ内を中心街に向かって進んでいた。 フォックスが言っていたように街のなかは相当ごちゃついている。 トラックだと通れない箇所も所々見受けられた。 街のなかを通っていれば当然アンデッドにも出くわしたが、ディーンは全部轢き殺していった。 サム『こう道が制限されたんじゃ、容易に中心街まで行けないな』 助手席に乗っていたサムは地図を広げ、それを見ながら呟く。 地図に載った中心街へつながる道はことごとく交通不能だった。 いや、強引に車を押し退けながらなら通れないことはなかったが・・・・・ ディーンはとりあえずは通れる道を見極め、そこを通ったのだった。 しばらく試行錯誤しながらの道のりが続いた。 ある地点でディーンは急にブレーキをかける。 サム『なんだよ!?』 あまりに急な出来事にサムは状況が理解できなかった。 コンテナ内にいたリサも不意打ちをくらって床を転げた。 ディーン『あれ見ろ』 サム『ん?』 サムはディーンの指差す方向に目を遣った。
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