脅威

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ディーン『ほんとに全員殺されてたのか!?』 サム「あぁ」 ディーン『・・・・・ところでお前コンテナの扉閉めたか?』 ディーンはサイドミラーにコンテナの扉が映っているのを見て、サムに尋ねる。 サム「閉める前にやることがある・・・・」 ディーンは最初サムの言っていることの意味が理解できなかったが、それはすぐわかったのだった。 ・・・・・サムがコンテナの扉を閉めない理由・・・・・・・それは<狂乱者>が追って来ていたからである。 もし道路に障害物が無く、真っ直ぐ走れるのなら十分逃げ切れるが、実際は至る所に車だのなんだのと障害物が存在している。 それらを避けて通るとなると速度が上がらないのは必然だ。 それをわかっていたサムはコンテナの扉を閉めなかったのだ。 サムは銃を握り、コンテナの入口に立った。 <狂乱者>は執拗にトラックを追って来ている。 サムは右往左往するトラックのせいで照準を合わせずらかったが、とりあえず引き金を引いた。 ただでさえ右往左往するトラック。それに加え<狂乱者>自身も障害物を避けるために右往左往、さらには跳びはねたりしている。 サムの銃弾はなかなか<狂乱者>を捉えきれなかった。 そもそもマシンガン程度の小弾なら数発食らってもものともしない<狂乱者>だ。 サムは相当てこずっている。
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