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アラン『走れぇ!!』
フォックス『くっ!』
ダン ダン ダン
ダンカン『大丈夫かマリーちゃん!?』
マリー『うるさい!早く走って!!』
フォード『大丈夫そうだな』
ダダダダダダ
5人の声と銃声が閑散とした裏路地に響き渡っている。
ウォォォォォ
必死に逃げる5人の後ろを<暴君α(タイラントα)>が追って来ている。
5人は工具店の裏口から外に脱出。
今までずっと逃げ場の少ない裏路地を走っていたのだ。
アラン『くそ!早く大通りにでるぞ』
フォックス『つってもその道が無きゃ出られない』
5人は普通の人よりかは体力はあるがそれも限度がある。
生物兵器でしかない<暴君α>から足で逃げ切るなど、土台無理な話であった。
ダンカン『やっぱり屋内経由で行くしかない』
アラン『・・・・だが・・・』
マリー『アラン、もうしょうがないよ。ここで全滅するよりはまし』
アラン『・・・・・・あぁ』
アランは屋内を通ることに不安を抱えていた。
屋内を通るとなると道を間違えることなく表口まで行かなければならない。
もし間違えたならば、結局は<暴君α>に追い込まれ、全滅。そういう可能性は大いに有り得る。
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