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ダンカン『あそこ行こうぜ』
ダンカンが指差したの古びたアパートのような建物だった。
一同はやむなくその建物の裏口から中に侵入した。
マリー『フォックス!?』
マリーはフォックスが裏口を押さえつけているのを見て叫ぶ。
フォックス『俺が時間をかせぐ!早く表口から外に出るんだ』
アラン『だが』
フォックス『いいから早く行け・・・・・ダンカン、最後の手榴弾くれないか?』
ついに<暴君α>が裏口に体当たりをし始める。
フォックスは<狂乱者>の体当たりより数段強力な衝撃に耐える。
ダンカン『いいが・・・』
ダンカンはフォックスに最後の手榴弾を投げ渡した。
ダンカンが手榴弾を渡し終えると4人は走り出す。
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少ししてから表口らしき方向から銃声がリズミカルに3、4 発聞こえてきた。フォックスはアランらが無事外に出たと確信し、自らも裏口の扉を離れる。
そして、すぐに<暴君α>が扉を破り中に侵入してきた。
フォックスは全力でその場を離れたが、表口には向かわなかった。
フォックスは<暴君α>に多少なり攻撃しながらも、2階につながる階段を目指したのだ。
<暴君α>はフォックスの微細な攻撃をものともせず、咆哮とともにフォックスを追跡する。
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