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ディーン『ちょっとばかしな。
それよりカフェの一家のことなんだが・・・・』
ディーンは険しい顔つきで話を続ける。
ディーン『少し時間かかっちまったが、一応例のカフェにたどり着くことはできたんだ。
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・』
ディーンはテラー一家の結末。自分たちが遭遇した危機について語り出した
いや、語り出したかったが、それは奴のせいで叶わなかった。
アランたちが経由した家をトラックが通過した時、コンテナの天井に衝撃が走った。
ディーン『何だ!?』
アラン『まずい』
ディーン『何なんだ一体!?』
ディーンは再び<狂乱者>が現れたと思った。
アランは当惑するディーンに自分たちが置かれた状況、そして現状を簡略に話した。
ディーン『んだよ。そういうことは早く言えよ』
ディーンはそう言って、障害物がたくさん転がる通りにも関わらずアクセルを目一杯踏む。
徐々にスピードを上げるトラックは横転した車、地元警察が設けたであろう簡易なバリケードを押し退けながら進んだ。
コンテナ上の<暴君α>を振り落とすつもりなのだろう。だが、その感触は得られなかった。
ダダダダダダダダ
ダァン ダァン
ついにコンテナから銃声が聞こえてくる。
アラン『おい!大丈夫か!?』
アランは急いで無線でコンテナに連絡をとった。
銃声がうるさすぎて気付かないのだろうか。
返事はなかなか帰ってこない。
リサ「助けてディーン」
アラン『リサ!!?おまえらリサを連れて来たのか?』
ディーン『聞き分けなくて・・・・・・・それよりどうなってるんだ!?
リサ説明してくれ!』
ディーンはアランから無線を受け取り、リサに現状報告を頼む。
リサ「#$%#*?/&<)\#・・・・助けてぇ」
リサの返答は、銃声がうるさすぎて語尾の「助けて」しか聞き取ることが出来なかった。
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