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マリー『そこ!』
マリーは天井に向かってマシンガンを撃つと、まわりのみんなもマリーが撃ち込んだところに集中砲火する。
<暴君α>に弾が当たってるのかどうかすらよくわからないがとにかく発砲した。
時折天井から聞こえる足音をたよりに、足音がしたと思う方向に一同撃ち込む。
天井には無数の弾痕ができ、外の光がコンテナ内に差し込んできた。
サム『くそ。当たってるのか当たってないのかすらわからないんじゃ、キリがない』
フォックス『だが撃つしかない。あっちに攻撃のすきをあたえないよにな』
しばらく<暴君α>の足音が途絶えた。
一同唾を飲み、無意識のうちに銃を握る手に力が入っている。
すると突然、銃痕が集中して大きな穴となっている部分から<暴君α>の腕が侵入してきた。
マリー『気をつけて!!』
みんな言われなくても腕から距離をおいた。そして腕から離れたあとは、一斉に腕が出ている天井部分に集中砲火を浴びせた。
すると腕は引っ込んだ・・・・・・が
マリー『キャッ!!』
フォード『マリー!!』
別のところから腕が侵入きて、マリーがこれに捕まった。
腕はその強靭な握力でマリーの首を締め付け、マリーの体を持ち上げた。
マリー『がっ・・・・・はっ』
マリーは呼吸ができず、空中で足をばたつかせる。
マリー『あぁぁぁぁぁ』
マリーは叫びながら真上にマガジンが空になるまで撃ち続けた。
しかし、マリーを捕らえた腕の力が弱まることはなかった。
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