脅威

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まわりのみんなもマリーを助けるべく、天井にありったけ撃ち込んだ。 ダンカンはマリーの体を掴み、下に降ろそうとするがかえって首に負担がかかりマリーは苦しんでいる。 フォード『くそ!離しやがれ』 フォックス『くっ・・・・・』 フォード、フォックス、サムは怒涛の攻撃を続ける。 フォードは足元にマグナムが転がっているのを見て、それを拾った。 マリーは酸欠により頭がもうろうとし、手にしていた銃を床に落とした。 フォックス『マリー!・・・・・まずい』 一同に焦りが顕著にあらわれだしたとき、 フォード『マリーを離せぇ!!』 フォードは<暴君α>がいるだろう天井付近に狙いを定め、マグナムの引き金の引いた。 轟音と共に放たれた弾はマシンガンの弾よりも大きな風穴を天井に開けた。 そして確実に<暴君α>の体を捉えた。 天井からうめき声とともに、<暴君α>が膝をつく音が聞こえてきた。 マグナムは<暴君α>に多大なダメージを与えた。 その結果マリーを縛り上げていた腕の力が緩み、マリーは腕から開放される。 フォックスはそこを狙っていたかのごとく、胸元に装備していたナイフを天井からぶら下がっている腕に目掛け投げ付けた。 フォックスの投げたナイフは横に回転しながら飛んでいき、指を数本切断した。
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