脅威

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アラン『とりあえずこれからどうするかだ』 ディーン『一夜、様子見てて思ったんだが、ここは意外に安全かもしれない。 ゾンビたちはこのトラックに気付かないようだったし』 マリー『じゃぁこの駐車場にバリケードはるっていうの?』 ディーン『いや、あからまさにバリケードすることはないだろうな。 いざというとき、俺達も出れなくなっちまう』 こんな感じで、しばらく話し合いが行われ、今日の行動計画が決定した。 とりあえずはこの駐車場を拠点とすることになった。 この駐車場は、言ってみれば普通の駐車場である。 2階にあがるには車用の坂と歩行者用の階段の2つの手段しかない。 階段に関しては、たとえアンデッドの襲撃にあったとしても、横幅が大人がすれ違うには狭すぎる程だったので篭城戦には適している。 まぁ、そこはあえてバリケードをはってしまってもよいのだろうが・・・・ 坂に関しては自分達が逃げる際に支障がないくらいの何かを仕掛けることになった。 フォックス『拠点固めもいいがそれなりの食料品の確保が必須だ』 ダンカン『そうだな。何人かでデパートに行ったほうがいい』 トラックにある程度の保存食あれど、この人数だともう3日ももたないだろう。 何日かかるか現段階ではわからない。 万全の準備が必要だ。 アラン『じゃあ今日は分かれて行動だな。 今ここに、リサを除けば7人。・・・・・デパート班2名、生存者捜索・ウィリアム拿捕3名、拠点護衛班2名って感じでよくないか?』 まわりのみんなはアランの提案に異論はなさそうだ。 アラン『よし。俺は街に繰り出す。俺と来たいやついるか?2名だ』 ダンカン『俺も行く』 フォード『じゃぁ俺も』 これで捜索班3名は決定した。 次はデパート班だ。 マリー『私デパート行きたい』 アラン『もう1人・・・・』 リサ『ねぇ私も買い物行きたい』 ディーン『おまえは駄目だ。トラックにいる約束で街に入ったんだからな。 死にたくはないだろ』 リサが危機感を全く感じさせないような口調で話に入ってきたので、ディーンは少しきつめに言った。 だがこれもリサを思ってのことだった。
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