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マリー『・・・別に隠してたわけじゃないけど、私とアランは本当の兄弟じゃないんだ』
サム『え?』
マリー『互いの親が再婚して兄妹になったの』
マリーは少し話が長くなると思って、近くのショウウィンドのでっぱりに腰をかけた。
サムもマリーの隣に腰を降ろす。
サム『それとアランがSWATを辞めたのには関係があるのか?』
マリー『私がアランと出会ったのは高校に入る前だったかな・・・アランはその時にもうSWATの隊員だったの。若くして成績優秀・・・・まわりから期待されてた』
サム『さすがアランだな』
マリー『ある日事件は起きたの』
サム『事件!?』
マリー『確か日曜だったかな・・・アランはその日も出勤してた。その日の午後、私たちの家に強盗が3人入ったの。私たちはすぐにアランに連絡した。
それが強盗たちにばれて、彼らは計画を変更して私たちの家に立て篭もって身代金を要求し始めたの』
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