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季節はすっかり秋だ。 風が冷たい。 帰るために駐輪場に行き、自転車にまたがる。 「コウ!!」 呼び止められる。 振り返ると、ジャージ姿の絢斗が居た。 「もう部活終わるんだ。……一緒に帰らない?」 「…ああ。ここで待ってるよ。早く着替えてこい。」 「うん。」 絢斗は部室に戻って行った。 「……菜月の話しか…。」
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