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「菜月ー!!遅刻するよ!?」
「……ん~…。」
モゾモゾとベッドから時計に手を伸ばす。
「……!!?遅刻だ!!!」
ベッドから飛び起きた。
水嶋菜月の毎朝は、母親の夏美の声で始まる。
「毎朝遅刻ギリギリに起きるの止めなさい。」
夏美は呆れたように言った。
「起きられたら苦労しないよ。」
菜月は食べていたご飯を急いで口に運び、カバンを持って家を出た。
「行ってきまーす!!」
「行ってらっしゃい。」
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