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「なっつー!!」
航平の母、真琴が菜月に抱きついた。
「いらっしゃい真琴さん。」
「また身長伸びた?」
真琴が菜月の頭を触った。
「もう成長期終わってるよ。」
「見ない間にまた可愛くなったわね。」
「一昨日も会ったでしょう。」
「なっつ、嫁に来て~。」
真琴がギュウっと抱きつく。
「行きたいけど、相手がコウじゃなぁ……。」
「やっぱそうね~。コウじゃあね。」
「おい………。」
話しを聞いていた航平が口を出した。
「俺だって嫌だね。」
「気が合うね。私達。」
菜月と航平は静かに微笑み合った。
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