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「お前達まだこんなところにいたのか！！」
「うわっ！鬼山！」
そこにいたのは右手に懐中電灯を持って、放課後の見回りをしていた北山(通称:鬼山)という生活指導担当の教師。
鬼山というあだ名だけあって、どんな生徒にも厳しく、いつも怒鳴り散らしていることで有名。
「誰が鬼山だあ？！とっとと帰れー！！」
「「「すみませーん！！」」」
鬼山が叫んだのとほぼ同時に俺達も叫び、その場から全力で走り出した。
みんなが一斉に屋上の扉を通ろうとするものだからなかなか通れず、扉が一回りも二回りも小さく感じられた。
「ここまで来たら…はぁ…大丈夫だろ…」
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