『GAMESTART』

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俺達は校門を出てすぐのところで止まった。膝に手をつき、肩で息をする。 「はぁ……それより全員1回ずつ失神できなかったなー」 自分が失神するわけじゃないのに、なぜ優太は悲しそうにしてんだろ… 「……そうだなぁ」 俺は一応一言だけ呟いておいた。 「…う…うん…」 麗奈は優太の言葉に「うん」と言ったものの、どこかホッとしたようにも見える。 まぁ俺も心の中ではびびってたから少しホッとしていた。でもやってみたかった気持ちも…ちょこっとある。 「…それより大輔君がさっきからいない気が…」 。
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