44人が本棚に入れています
本棚に追加
「おーい!光輝!」
俺に声をかけてきたのは俺の小さい時からの友達で、名前は山田和哉だ。
あと重度のマザコンだった。「だった」というのは和哉の母は最近病気で亡くなったのだ。
「おう。何か用か?」
まぁ元気になってくれたみたいでよかった。
「それがさぁ!隣町の学校の奴に聞いたんだけどよ。失神ゲームって知ってるか?」
「失神…ゲーム?」
なんだかすごく不気味な名前…
「ど、どういうゲームなんだ?!」
「それなんだけど今日みんなを誘ってやってみないか!興味あるだろ?」
「まぁ…あるといえばあるけどさ」
なんか危ない雰囲気がする…
「決まりだな!ゲームについてはその時に説明してやるからよ」
「お、おう。わかった」
「じゃあまた放課後な!みんなも誘ってくるわ」
和哉は走って行ってしまった。
その様子を少し眺めて、俺は再び歩き始めた。
。
最初のコメントを投稿しよう!