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アカネ:『ミルタン、猛スピードでころがるや‼』
ノゾム:『スピードなら負けないよねバシャ?ミルタンクについて行くんだ‼』
二匹はかなりの速さでバトルフィールドを駆け回ってる。時々二匹の衝突があるようで、ドガッ、と低い音が響く。
アカネ:『このままじゃ埒があかへんな。ミルタン、距離をとって最大パワーのころがるを食らわしたれ‼』
ミルタンは一気にスピードをあげてバシャと距離をとった。
ノゾム:『‼くるか!バシャ、構え‼』
バシャはザザァー、とブレーキをかけて止まり攻撃の体勢に入った。
アカネ:『打ち噛ましたれ‼‼』
ミルタンクは転がる方向をバシャの方へとシフトした。そして轟音とともに向かってくる。
ガガガガガガガガ‼‼
ミルタン:『ミール‼』
ノゾム:『…撃ち込め‼』
バシャ:『バァーシャ‼』
バゴォオォォンン‼‼‼
両者の攻撃は正面からぶつかり合い、凄まじい衝撃波を周囲に放っている。
アカネ:『くは~。びりびりすんな。負けたらあかんでミルタン‼』
両者は一歩も退く様子はない。
しかし望夢はバシャの様子がいつもと違うことにより一層気をかけていた。
ノゾム:『やっぱりあまり体調がよくないみたい…バシャ!一旦交代だよ。ボールに戻すから適当に攻撃を流して‼』
バシャは望夢に命令されたが、攻撃の手を止める様子はなかった。
ノゾム:『ちょっとバシャ💦』
バシャ:『バァ…バァァァアァシャァァー‼』
バシャは渾身の力でミルタンクを吹っ飛ばした。
アカネ:『アカン💦ミルタ~ン💦』
ドカッ、バタン。
ミルタンは地面に落下し鈍い音をたてた。
ノゾム:『……?あれ、か・勝っちゃった?』
アカネ:『んなわけ、あるかい‼ミルタン、立つんや‼』
ミルタンはふらつきながらも立ち上がる。
ギャラリー達からはおぉ~、と声が上がる。
アカネ:『こっから反撃や‼行くで~👊』
ドサ………
アカネ:『⁉』
ノゾム:『⁉』
二人は驚いた。今度はバシャがその場に倒れてしまった。
ノゾム:『やっぱ限界だったか💦』
アカネ:『?勝ってしもぅたな。正直ミルタンも限界やったし、ラッキーやな😁』
ノゾム:『まだ、バックンがいるんですけど😅』
アカネ:『あ……アハハわーた。ウチの負けや😃』
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