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ぁたしはもう全てを終わらせるつもりで、出てきたんだ。 どうせ、初めから手の届かない人。 そのうちサヨナラしなきゃいけない人なんだから。 心のどこかで、イツキ君がぁたしを求めてくれること、期待してたのは確かだけど、 それはわずかな確率だって、 思ってたのに…。 ほとんど諦めてたぁたしの心が、 少しずつ余裕を取り戻していく。 家まではあと10分程歩かなきゃいけない。 イツキ君は、 ぁたしがタクシーでも使って、既に家に着いてるものやと思ってるんやろう。 夢が叶ったと言ってもいいくらいなのに、 今更、返事がしづらい… ぁたしは、 こうなることを求めてたはずなのに… やっぱり、 違ったの…? … 結局、 それから何度も鳴り続ける着信に、 出ることも出来ずぁたしは家に着いた。 周りを見渡しても、 イツキ君の車は見当たらない。 早く部屋に戻って、 光葉と一緒に寝なきゃ… 空が 明るくなる前に…
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