10km行軍

5/6
前へ
/38ページ
次へ
8km目だったか… 今思えば、たかが8km… 長く感じる妙な時間… 出発して何時間歩いたか全く解らない… 残りは2km… バディの機嫌はどうやら戻った様だ… バディ「もぅ終わる…後2km!」 俺「おぉよ!」 バディ「いや~長かったなぁ…」 俺「誰一人脱落なしやしなぁ」 バディ「まぁ余裕やけどな!」 俺「嘘つけ!」 バカな話しをしながら、斜面を登って行く。 長い長い斜面…道の両端には、都会では無く田舎らしい家が立ち並ぶ。 そこに住む人達が応援してくれる… 俺は思った… 何故見知らぬ人が、見知らぬ俺達をこんなに応援してくれる? 自衛隊だから?頑張ってるから? バディ「やっぱり田舎って良いなぁ!」 俺「何で?」 バディ「だって~近所の人みたいに応援してくれるやん!田舎だけやで!」 俺「ふ~ん…」 確かに田舎の人の良い所だな…っと思った瞬間だった…
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

166人が本棚に入れています
本棚に追加