第参話 シノダ

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「つーかテメーがやれよ!」 「んー……いいけど、もし、僕が由里さんを気絶させたあと面倒事があったら君がやってくれる?」 どーゆー意味だ?ナゾナゾか? 「わ、わ、分かったから、早く!もうそこまで来てるって!」 その距離五メートル!いや……四メートルか? ええい!そんな事どーでもいい! 「イッチー!早く!」 「はいはい。」 返事は一回!……と、言いたい所だったがそんな暇はなかった。 イッチーは一瞬で篠田の後ろに周り、首をトンッ、と手刀。 よく漫画とかで人を気絶させる時に使うあれだ。 あれって本当に出来たんだな。 ガクリと崩れる篠田の体をイッチーは支える。 篠田の額にはもうサイクロプスの目は無かった。
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