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『ぶっちゃけ軽蔑したでしょ……ヤクザの、しかも組長の娘なんて』
『はぁ？何言ってんさ。かのは何時だってあたしの大好きなかのだし！逆にかっこいいよ!!かのったら極妻じゃん♪』
みのりとは本当にたくさんの思い出があって、何を思い出しても楽しいものばかり。
そしてなりよりちゃんと1人の人間として皇鵺花音を見てくれたみのりが私も大好き。
これからもずっと大親友はアンタだけだよ。
それとね今更だけど。
「極妻ではないから笑」
独り昔の思い出に突っ込みを入れながら、もう夜も遅いのでとりあえずメールを送った。
ようやく気が抜けてボーッとしていると少しも経たない内に返信が届く。さすが女子高生、メールを打つ速さは驚異的だ。
⏰ 2009/04/27
from みのり
sub
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え……それ、ホント!?!?
かのがいなくなったら寂しくなるぞー(>_<)
今度ちゃんとお別れ会しよ！
まぁ～ちょくちょく強制的逢瀬しますがな(笑)
これから頑張れよーでもかのならどんな場所でもやってけるし、大丈夫さ！
あたしが保証する!!
じゃまたね、かの。
PS.朱雀学園って竜さんも通ってる学校じゃん。ていうか元男子校!?!?でもでも竜さんは勿論、イケメン揃いって評判のところだよね♪
きゃあ～かの、逆ハーレムだお(^q^)うはは
―――――END―――――
あぁ、竜も通ってるんだっけ。
そういえばさっき同じ寮がどうたらって…………。
「ちょっと竜!!!!ふざけんなーっ!!」
意識を取り戻し始めていた竜をぶんぶん揺すって追い討ちをかける。
女子校から元男子校ってだけで困惑してるのにシスコン竜とまた一つ屋根の下なんですか!?!?
せっかくここ三年間は比較的平穏だったのに……。
これから私、一体どうなるわけ？
なんて悲劇のヒロインを演じててもしょうがないよね。
やってやろうじゃん、こうなれば徹底的に楽しんであげるんだから。例えどんなことが待ち受けていようともね。
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