PROLOGUE

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―特力系クラス― だれもいない教室で佐倉 蜜柑は一人帰る用意をしていた 「さっきまでみんなおったのに~ うちもはよ帰らな」 ウニウニ…ペッ なにか変な声が聞こえ蜜柑が後を振り返ると 「のだっち~」 そこには時空の隙間からようやく抜け出してきた野田がいた 「やぁ 佐倉さん お久しぶりですねぇ お一人ですか~?」 「うん! 翼先輩達もみんな帰ってもうてうちも今帰るとこ」 用意の終わったバッグを机に置き野田に近寄る 「そうなんですか~ 安藤君達にも久しぶりに会いますねぇ~」 ウニウニ… 「おやっ? どうやらまたタイムトリップしてしまうようです」 そう言って野田の体が段々薄れていく 「えっΣ そんな~ うちまだのだっちと話したいことあるのに… そうだ!」 話しの途中に蜜柑はなにかを思いついたのかいきよいよく野田の手掴んだ 「Σ佐倉さん」 「うちの無効化やったらのだっちトリップしぃひんやろ?」 「だめです 貴方のアリスはまだまだ不安て…」 そう言っている最中― 二人の体が消えた
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