307人が本棚に入れています
本棚に追加
「えーっと
じゃあ入口まで送りますね」
菊がその光景を見て苦笑いをしながら言った
「お客さん
こちらへどーぞ」
蓮がそう言って入口に立った
みんなが立ち上がり蓮の方へ向かうが
野田の体が少し透けていた
「おや?
こまりますね~
アリスが発動してしまうようです」
野田は本当に焦っているのか分からなかった
「えっ
帰りどうするんだよ」
流架が野田に聞く
蛍も棗も驚いた顔で野田を見ていた
「んー…
がんばって迎えに行きますのでそれまでは3…
野田の体が消えた
「えぇ!
ほっ 蛍さん!?!?
あっ あの方消えてしまいましたよ!?!?!?
大丈夫なのですか!?!?!?」
菊がパニックになりながらも蛍に近づいて言った
「大丈夫よ
そのうち帰ってくるわ」
蛍は菊にそう言うと入口へ向かった
流架と棗もそのあとに続く
棗が入口を出た時
ふと振り返ると
蓮に耳打ちする菊がいた
その表情にさっきの焦ってた顔などなかった
最初のコメントを投稿しよう!