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菊に手を引かれ餡蜜屋までやってきた蛍達だが
人が多過ぎて中が見えなく
もちろん空が見えるわけがない
「あれ~
見えないですねぇ」
菊は蛍達に言いながらも空を見ようと背伸びをしている
「商人達
空様は只今から城へと戻られる
道をあけんか」
空の護衛だと思われる兵士が周りにいたみんなに言う
そしてみんなが動き餡蜜屋から道ができた
その中を兵士が先に歩き
その後ろを蛍達と同じぐらいの少女が歩いた
「…蜜…柑?」
蛍達は驚いた
兵士の後ろを歩いていたのは
髪をすべておろしきらびやかな衣装に身を包んだ蜜柑だった
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