蜜柑が消えた

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その日から3日たっても蜜柑は学園には戻らなかった 鳴海をはじめ初等部教師や初等部B組全員で探した日もあったが 学園内のどこを探しても蜜柑は見つからなかった ―初等部B組― 相変わらずB組の中は蜜柑の話題がほとんどだった 「蜜柑ちゃんどこ行っちゃったんだろうね…」 「学園の外に逃げ出したっていう噂もあるよね…」 そんな話が飛び交う中教室の扉が開き鳴海が入ってきた 「はぁーい みんな席についてー みんな今日も元気…じゃないみたいだよね…」 渋々席についたみんなの顔を見ながら鳴海は苦笑いをする 「そんなみんなにいいニュースだよ!! なんと… 蜜柑ちゃんが見つかりましたー」 「「「えぇ!!!!!!!!!」」」 みんなが声を出して驚きクラスがざわざわと話し声が聞こえる 「はーい みんな静かに!! でもみんなはまだ蜜柑ちゃんには会えません」 鳴海が手をパンパンと2回叩くと段々と声が少なくなっていく 「先生! 佐倉さんに会えないってどうゆうことなんですか?」 正田 スミレが立ち上がり鳴海に聞く 「んー 詳しいことは僕も分からないんだ とにかくこれから会議だから1時間目は自習だからみんなよろしくね アデュー♪」 そういって鳴海は逃げる様に教室をでていった 鳴海がでて行った後には 「逃げたわね」 とスミレが歯ぎしりを立てながら言った
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