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✨夢のはじまり✨~第3章~
7月29日の夜、再びあの夢が見れた…。
そう…何かにぶつかって吹き飛び気絶していた場面から夢ははじまったのだった…
俺は目を開けると何故か真っ白で何も見えなかった…
ただ、ただ…遥か遠くに黒い穴が見えるだけ…
でも、その光景はなぜか懐かしく不思議な感じがした。
「何だろう…なんか不思議な気持ち…」
「あぁーそういえば、さっき凄く吹き飛んだもんなー。その時どこか頭でもぶつけちゃったかなー」
…そう思った瞬間。
「っ!?」
いきなり体中に電撃が走り、『痛み』と異様なほどの『体の重み』により、俺は声が出ぬまま地面に這いつくばった。
「なっ、なんだこれ!もしかして骨でも折れてるのか?」
俺は手さぐりで体中を触った…
でも、どこも異変はない。
「ふ~、びっくりしたー。」
しばらくすると痛みは自然に消えていった。だが、体の重みだけは一向に消えなかった…
俺はなんとかして立ち上がろうと手探りしながら進んだ。
10mくらい進んだか、やっと壁らしきものが手に触れた。俺はそれを使ってなんとか、立ち上がることができた。
しばらくすると…体の重みも消えていき、視界も戻ってきた。
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