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8月6日、毎日蒸し暑い中寝苦しさに戦いながら俺は寝ていた。
最初は違う夢を見てたが、そこに割り込む形であの夢が飛び込んできた…
周りは田んぼのばかりの田舎道。…暗闇の中、コウコウと電気のついてる駅へと足を運んでいた。
しばらくして。
俺は駅に到着した。
電気はついているのに辺りを見ると、誰もいない…。改札口にも、ホールにも、誰もいない…。
耳を澄ますと…、どこからかはわからないが「ぽちゃんぽちゃん」と水の音が聞こえてくる…電車が来るわけでもなく駅は静まり返っていた…
やっぱりここにも人がいないのかと、ため息をしかけた時だった…
突然、耳鳴りがするような音でレールが鳴りはじめた。
「電車がくる!」
俺は夢中でホールへと走った。
ホールへと着いた俺は言葉を失った…
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