✨夢のはじまり✨~第4章~

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俺は電車が見えた瞬間、真っ先に運転手の方を見ていた。 だが、そこには運転手の姿もなく乗客の姿もなかったのだ… 「プシュゥー…ガタン!」 そして、電車は独りでに駅に停まるとドアが開いた… 俺は少し待ってみた…。 ……………。 が、やはり誰も降りて来なかった… 俺は電車の中も人がいないかくまなく調べようと電車に乗り込んだ。 でもやっぱり誰も乗っていなかった… 「プルルルルー…」 しばらくすると、駅からベルが鳴り出した。 その時だった… 「ピピーー!」 それは駅員が吹くあの笛音だった。 誰もいないはずなのにのホールから聞こえてきたのだった。 俺は電車が出る事よりも、人がいるかもしれないって事だけが気になって、電車を降りた。 「プシュゥー…ガッガタン」 俺が降りたと同時に電車は発進し、また闇の中へと消えていった…
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