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さらに奥へ続く白い廊下の壁にはいくつかドアがあった。
「ドアが幾つかあるけど…こんなに動人がいるの?」
「そうだな…俺を含めて14人いるって先生からは聞いてるけど、全員にはまだあった事ないな。」
「ふ~ん、じゃあ私は晴れて15人目になったのね?」
「ま、そういう事。ほら、着いたよ。」
ドアには「シロ」と汚い文字が書かれている木の札が着いていた。
「字、汚いね。」
「ころはまだ人になって1年目に書いたからね。」
ガチャ
玄関は綺麗に片付けられ、目の前にはスリッパが綺麗に並んでいた。
床は白と黒のタイルで、中央に円形の赤いマットがしかれている。
その上にこれまた円形の黒光りした机と四角いクッションが大小二つある。
机の横には本棚があり、小説や参考書らしき物がビッシリ詰まっていた。
部屋には縁のない針と数字だけの時計がつけられ、奥にはパイプのベッドが置いてり、枕元のわきに置かれたランプが中々良い雰囲気を出している。
その上に着いている窓からは良い風が入ってきて気持ちが良い。
「オシャレな部屋だね。」
「そう?ありがと。」
シロは嬉しそうにニコッと笑うと私をクッションの上に置いた。
中々フカフカしていて気持ち良い。
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