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しかし、人間の生命と見れば、ある物に比べると長く、あるものに比べるとそれは短いことだろう。
その中で、人間は欲を持ち、希望を抱く。
計画を立て、自分の人生をよりよく飾り立てようとする。
生まれた瞬間にゴールへ向かって歩き出し、死ぬ時にはそれまでの旅を振り返る。
そんな自己満足でしかない中で、必死でもがき、苦しむのだ。
誰が苦しみを与え、充足をもたらすのか、それは生きていないと分からない。
そう、だから何が苦しくとも、人間は先へ進もうとするのではないか。
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