何故に…

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冷静に心では突っ込み、現実では突っ込まれている俺。 ハハ、乾いた笑いしか出ない。 その時。 「ン!やぁうン!」 下肢に抉るようなグライドをされ甲高い声が出てしまう。 思わず恥ずかしさから口を手で押さえようとした。 が、いつの間にか両手を恋人繋ぎで拘束されている為出来なかった。無念。 「ほら.こっち見てくんなきゃ.ン.もっと酷くしちゃうよ?」 一瞬、血の気が引いた。 以前こいつが嫌で抵抗したら、何度も気を失うまで拘束されて抱かれ、次の日は学校に行けなかった事がある。 洒落にならない言葉を聞いて血の気が引く。 そんな俺を見て、いとおしそうに軽いキスを東雲はしてくる。 「フッ。怯えてんの?大丈夫。震えてんのも分からなくなるくらい犯してあげる。」 語尾にハートが付きそうな位、いい笑顔を向けてくる。 俺。無事に明日、生きてんでしょうか…?
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